代表 山内和美が思うこと
目 次
第1回 代表 山内和美が思うこと
ラブホテルの仕事に関わるようになって7年が経ち、思うこと。ラブホテルのイメージはわるすぎます。
ラブホテルはこうも世間から特殊な見方をされるのか。いえ、特殊な見方をされていると思うのはわたくしの考えすぎであり、世の中の皆さんの大半は、別段、ラブホテルに偏見を持っているとは思われておられないかもしれません。
ラブホテルという場所がどういう目的で利用されるのかを踏まえて、当然のこととして、性的なイメージと重ねられているだけのことかもしれません。
性的な出来事は秘め事であり、世間的には、そうした秘め事に対して隠す傾向がありますので、必然的に、ラブホテルは日蔭のものであり、世間的に、公にするべきものではない、つまりタブー視されているのはおかしなことでも差別でもなく、当たり前ということになるのかもしれません。
それにしても……、とわたくしの心は思うのです。
『欲深く非情な経営者VS底辺の仕事に従事する者として表現されるラブホテルの清掃員』、こうした固定的な表現方法でラブホテルを舞台にしたお話が展開される時、ラブホテルという業種そのものが、日本において、どうやら見下されているのではないかと思えてくるのです。現実に直面すれば、ある場面において、見下されても仕方がないということもあります。しかし、それも、深く思いを致せば、根底には、さまざまな差別の問題がたちこめ、内包されているのではないかという気がしてくるのです。
ラブホテル業界に対するステレオタイプな見方は、事実と合致する側面もないことはないにせよ、部分的であるか表面的な見方であるように感じます。
わたくしは、ラブホテルを投資物件としてみることから、この業界に入ってきて、日銭商売の営業物件であるラブホテルのおもしろさに魅了され、毎日、業界の端っこで、投資の観点を軸にして、ラブホテル経営に関わる仕事をしています。
この業界は閉鎖的です。閉鎖的であるため「なんだかよくわからない、こわい」と思って、部外者が参入してこない、参入してこないから、その分閉じたままである。閉鎖的であるから、タブー視される、という循環があったのではないかと思います。
わたくし自身がラブホテルの仕事をするようになって、ラブホテルには影の部分だけではなく(日蔭者)、光の部分もあるのだと確信するようになりました。
事実をオープンにすることで、光の部分は、見る目をもつ方々には自然に見いだされることになると期待しています。そして、いずれ、広く認知されるようになると信じています。
そんな思いもあって、ホテル経営の実態をオープンにする試み(『自社ホテルでトライ&エラー』記録版・イラスト版)に取り組み始めました。
こうした小さな試みが、ほんの少しでも、業界のイメージアップにつながるのであれば、わたくしとしましては、これほどうれしいことはありません。
2011年1月11日
株式会社ハート・トラストウィン 代表取締役 山内和美









